あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 現実におきたヒグマ事件 その②

②石狩沼田幌新事件

時は大正12年( 1923年 )8月。

場所は北海道雨竜郡沼田町の幌新地区にておこった事件です。

まずは大まかなその場所を確認してみよう 


大きな地図で見る

夏祭りの催し事を楽しみに出かけていた近隣住民らが帰宅の家路につき山道を歩いていたところをヒグマに襲われたというケース。

最初に子供や青年らの一群へヒグマが襲いかかります。

ついで彼らが逃げ込んだ民家へも追撃に及んだヒグマはなおも人を襲いつづけたのだそうな。

結局、複数人の死亡を含めた被害者を出すに至ったクマ被害なんだって。

襲撃された青年のひとりは生きたまま土中に埋められていたり、老人が山中へと引きづりこまれ咬殺・食害されてしまうなどこれもまた凄惨な内容の事件となった史実。


駆除へむかった猟師などにも死傷者が発生したため、最終的には5人が死亡し3名が重傷を負われることとなりました。

この数値はクマ被害史上2番目の悪しき記録。


後日射殺駆除されたこのヒグマは皮になめされ保存処置がなされたそうです。

現在その所在は「 沼田町ふるさと資料館 」にあるとのこと、こちらも苫前町の資料館にある「 北海太郎 」や「 渓谷の次郎 」同様にその姿を間近にみることが出来る状態に保ってくれています。

そうと判れば資料館についての情報も残しておかなければいけないな。

メモメモ 
いそいそ・・・  φ(・ω・`)  


沼田町ふるさと資料館( 旧:沼田町郷土資料館 )

住所: 北海道雨竜郡沼田町南1条1丁目9番26号

電話: ※沼田町教育委員会 0164-35-2727

開設期間: 5月~11月

開館時間: 午前9時~午後6時

休館日: 月曜( のはずだったんですが・・・恒常的に現在は玄関に施錠がなされているようです )




この資料館へは僕も先日足を運んでみました。



しかし残念ながら資料館は
恒常休館の状態になっていました。

(;つ゜□゜)つ))))) そ そ そんな馬鹿な・・・折角きたのに・・のに・・・・のに・・・・・。

建物自体も古くなり一部コンクリート作りの部分などは崩れてしまっていたっけ。

休館処置は来館者数との兼ね合いもさることながら老朽化による部分も大きそうです。




諦めきれずに玄関口へ出向いてみると張り紙が出ていたよ。

書かれている内容を読むに「 来館希望の方は隣りにある町民会館へ申し出てね 」的な文面が目にとまります。

おおお! (;゜□゜) じゃあ 入れるのか!?



いそいそと町民会館へと移動してみます。

その後
「 ヒグマの皮を観たいです! 」と申し出てみるチャキさん。

すると係の人が施錠を開けてくれることになりました。

ヤッホー w(^▽^)w ♪ ありがとう沼田町☆





※画像使用について:
このあと、館内のクマ画像が登場してきますが撮影もホームページへの掲載も施設管理者へその意思は告げたのち御理解頂いたうえで撮影掲載したものとなっています。





っというわけで在宅ヒグマ研究家@ちゃきさんは無事に
「 沼田町ふるさと資料館 」の中に立つことが出来ました。

目指すヒグマちゃんは玄関を入ってすぐのところにある壁面に展示されていたよ。

 ← クリックすると大きな画像で熊皮を観ることができますよ。

これが当時4人を咬殺したうえ人喰いをし、他3人にも重傷を負わせたという凶暴熊・・・。

ちなみにこのヒグマに付されていた説明文には
体重は340kgもあったと記載されています。

『 メス熊は300kgに達するほどには成長を遂げることが無い 』という前知識と合わせてみると、このヒグマは雄だったということなのでしょうね。

間近にその実物をみると体表の毛も随分と剥がれ落ちてしまった箇所があり傷んでしまっていることが判ります。

最初に展示皮として制作された頃から既にこうような状態であった代物なのか・・・・。

また近年は休館状態の建物であり中々その姿を一般拝観者らへ見て貰うことも叶わない実情。

これらはちょっと勿体ない気がしちゃいますねぇ・・・。

なんとかもっと沢山の方に観て頂きたいなぁ。





この施設内には他にも小ぶりなサイズながらヒグマの剥製がちらほら・・・。

こちらもしっかり記念撮影をさせていただきました。

    

大きなヒグマの剥製ばかりに逢い続けていると彼らの姿がとても小さく感じてしまう。

とはいえ、彼らの体長だってもう立派に大型犬サイズには達していることでしょう。

若いクマとはいえ、この程度の大きさでも実際に襲われてしまったら僕は無事で居られる自信が全くありません。

君子危うきに近寄らず

最近のニュース報道では札幌市の住宅街に体長1.5mほどのヒグマが出没していると話していました。

丁度その体長サイズだと上の写真程度の若クマということになるのが判って貰えただろうか・・・。

どうです? 皆さんが「 1.5m程の体長 」という言葉から湧かせていたイメージと同じでしたか?

それとも

「 意外と大きいなぁ・・・ これだと小ぶり熊とはいえ自分も遭遇してしまったら無事でいられるかどうか・・・ 素手で争って圧勝するなんて無理に違いない・・・ 」

と僕と同じ感想になりましたか?

相手はヒグマ、そう甘くはないと思いますよぉ~♪

ヒグマ出没に関係する地域にお住まいの方々はしっかりと対ヒグマの作戦を頭に描いておいてくださいねぇ。



沼田町ふるさと資料館の中で出遭ったヒグマ達、皮姿や剥製状態とはいえ無事にお会いすることが出来たうえ写真に収める願いが叶いとてもしかったです♪

また何処か更なるヒグマ姿を求める旅を続けよう☆

そんな気力増進を頂いた沼田旅でした。




【 事件の更なる詳細を知りたい方へ 】


石狩沼田幌新事件はウィキペディア、もしくは沼田町の公式サイト内にその事件詳細が公開されています。

興味が在る人はそちらも読みこんでみてください 
ρ(´・ω・`) ρ なう ちぇきら☆



ウィキペディア該当記事はこちらをチェック ⇒ 
夏の夜道は怖いの法則☆



沼田町公式サイトはこちらをチェック ⇒ 沼田町へ興味をもとう♪
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いやぁ~ 読めば読むほど・・・・ 知れば知るほどに僕らは「 ヒグマちゃん 」に対する認識を改めねばならないなと痛感するよ。

しかしここまで紹介してきた2件のヒグマ被害はそのどれもが北海道の主要都市である札幌からは遠方の地での出来事です。

サイトを読んでいる読者の所在地がこの札幌であれば・・・やはりどこかしら他人事に聞こえてしまっているやもしれません。

そんな貴方へ贈る次なる情報☆

昔は札幌でもヒグマ被害ってのがきっちり存在したのね・・・・って話が登場するよ。

では早速「 次項目 その3 札幌丘珠事件 」を読み込んでみよう♪





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