あいらぶヒグマ(羆)ちゃん♪ ヽ(^▽^ 現実におきたヒグマ事件 その③

③札幌丘珠事件

クマ被害史上において3番目に被害が大きかった事件記録。

それは札幌の地で起こっていた!
ガチョ━━
(;゜□゜)━━ン!! マジ?


そうです「 マジ 」です d(´・ω・`)


とは言ってもかなり昔のお話ね。

時は明治11年( 1878年 )のこと。

札幌が人口180万都市へと成長するずっと前、当時の人口は8000人程度だったそうな。

当時は札幌と言えども周囲は原生林が多く残る森と隣合わせの暮しだったそうですよ。

そして現在もその地名をとどめる「 円山 」地区。

ここで冬眠中のヒグマを狙った狩猟行為が行われていたのだそうな。

しかし冬眠穴から追われて外へと這い出てきたヒグマを猟師が仕留め損ねてしまいます。

この猟師はそのままヒグマの帰り討ちにあってしまい絶命の道を歩むことに・・・・。

この時点でひと一人の命が失われてしまいました・・・。


しかしそれだけでは収まりがつかなかった円山ヒグマ。

上手く二度寝することもできずに冬の札幌を徘徊するに至ってしまいました。


何故ゆえに徘徊?:

そりゃあ 誰だって自分が死に目にあわされた巣で再びグースカと寝ていようとは思いませんよね・・・・。

動物ならずとも「 ここは危ないかもしれない・・・・ 」と移動を考えることでしょう



以後の円山ヒグマ、駆除隊に追われ追われて「 平岸 」「 白石 」などへと逃走劇を続けます。

そして逃げるといっても腹が減るわけです。

しかし今は真冬の北海道。

餌なんてどこに・・・・・ (* * ) うぅぅぅぅ

ん? あった! っとばかりに無防備の人間を襲ってしまったそうな・・・。

このケースでは冬眠穴から強制的に追い出された円山ヒグマが可哀そうなのか・・・・。

それとも被害にあった人間が可哀そうなのか・・・・。

そりゃあ命を落としたり怪我をさせられたら誰だって嫌だし勘弁して欲しいけれど、事のいきさつがいきさつです。

なんともしっくりこない印象の残る事件記録ですよね・・・。

まぁ当時のヒグマと人間の関係は、「 やるか やられるか 」の関係が常に身近にあったのかもしれません。

猟師の行動を責めるわけにも・・・・。


とにかく、この円山ヒグマの爪牙によって猟師と開拓民あわせて3人の命が奪われてしまいます。

重傷者も他に2名出ていました。

被害記録は史上3番目の規模。

そんな歴史も札幌はもっていたんだよ、覚えておいてくださいね。

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※開拓民が襲われた場所

現在は札幌丘珠小学校が建っています。







2011年や2012年といった近年では札幌の西区、中央区、南区の街沿いにもヒグマは出没記録を重ねてきています。

ヒグマと札幌人は互いにその距離感や意識の再確認を行わなければならない・・・。

そんな時代に戻っていっているのかもしれません。


さぁ札幌人たち、身近な野生動物となったヒグマとどう対峙する?

考えるところなく、いきなりバッタリ遭遇してしまったら・・・・。

怖い現実ですが目をそむけないで考えておきたいですね。

あなたの考えは固まりましたか?

神は言います:「 汝 隣人を愛せよ 」



いやぁ~・・・神様 いくら隣人と言いましても相手がクマだとちょっともろ手をあけてウェルカムと言うわけには・・・・。

どうすべ σ(*ω* ;) うぅぅぅむ ちゃきさんの苦悩は続くのでした。



補足として:

この事件で登場した円山クマはもその後駆除されて剥製加工されています。

今は北海道大学付属の植物園に保存されているそうですよ。



北海道大学植物園

札幌市中央区北3西8

011-221ー0066





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